好きな人は大好き。関心ない人もタイトルくらいは聞いた事があると思います。
私の中では映画部門第一位、芸術部門でもトップレベルの作品です。 語りたい事が沢山ありますので、何回にも分けて時々話したいと思います。 私は1968年の封切時に運良く見る事が出来ました。 父が映画館に連れていってくれました。(当時、小学一年生) この時点でこの映画がどんなものか全く解っていません。 SF的要素に感動した記憶もありません。 ストーリーだって全く解っていません。 少しだけ覚えているのは「人猿」が、本物の生き物か着ぐるみか 区別がつかず、「こんなサルがいるんだぁ。」と思った事と 「宇宙ステーションの赤い椅子がきれいだな。」ぐらい。 その頃はウルトラマンやサンダーバードを大変楽しみに見ていた頃ですから 特撮映像に興味を持っても良いはずですが、そうでもなかったみたいです。 多分、子供には難解すぎる(大人でも)内容に負けて寝ていたのではないでしょうか。 今度、父にその時の事を聞いてみようと思います。覚えているだろうか? その後、色々とSFや映画の知識が増えていき、この映画の偉大さが解ってきて 確か、中学の時にリバイバル上映を観て、虜になってしまいました。 その頃「スターウォーズ」が封切られ大変ブームになりましたが、「2001年」と比較した場合、私にはおもちゃ臭く感じられました。もちろんストーリーやキャラクターやメカは面白かったです。 私は「2001年」の映像のリアルさに一番感動したのです。未だにあのクールさを超える映像は出てきていないと思います。「2001年」以降の宇宙ジャンルのSF映像はほとんど全て「2001年」の影響を受けているのではないでしょうか。 現代のCG技術でリアルさを追求しても、それはもう違う土俵になってしまいます。 時が経てば経つ程、「2001年」には追いつけなくなってしまうのです。 孤高の存在です。唯一無二です。 私は2001年の1月に個展をした時、モノリスを展示しました。 どうしても作りたかったのです。 他の方もきっと、どうしても作りたくなったんだと思います。
by gaal-gaal
| 2008-05-14 00:38
| 映画
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